雑記帳

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ぼやきと覚え書き。

出来た!Office 365 Business アプリケーションの選択インストール

MicrosoftのOffice 365 Businessを使っています。

最初は、Office 365 Soloを使っていたのですが、こっちの方が安くて、多くのPCにインストール出来ることに気づいたので。

 

Office 365 Solo

Office 365 Business

アプリケーション

Word
Excel
PowerPoint
Outlook
OneNote
Publisher (PC
のみ)
Access (PC
のみ)
Sway

Word
Excel
PowerPoint
Outlook
OneNote
Publisher (PC
のみ)
Access (PC
のみ)
Sway

インストール

同一ユーザーが使用する 2 台の PC Mac含む)にインストール可能

2 台のタブレット (iPad® および Android タブレットを含む)、および 2 台のスマートフォン最適化されたOffice を利用できる

フル機能 Office アプリケーションを PCMacWindows タブレットiPad®Androidタブレット、各種モバイル デバイスに、
ユーザー 1 人あたり PCMac含む) 5 台、タブレット 5 (WindowsiPadAndroid)スマートフォン 5 にインストールできる

オンライン
ストレージ

1TB(OneDrive)

1TB(OneDrive for Business)

その他

Skype から固定電話および携帯電話への通話が毎月 60 分無料

Web 版の WordExcelPowerPointを利用できる

費用(月間契約)

\1,274

\1,090

費用(年払い)

\12,740

\10,800

その他、こんな理由が。

  • Skypeを使って話をする相手がいないので、無料通話がもったいない
  • CPUヨワヨワWindows10タブレットにもフル機能のアプリケーションを入れたかった
  • オンラインストレージ代だと思えば、Dropbox plusより安い

難点もありました。OneDriveとOneDrive for Businessとは全く別物で、ちょっと使い勝手が違う。カメラアップロードみたいなのがなかったり、アカウントが別だったり。

Office 365 Businessを導入することで最新のOfficeが使えるのはいいけれど、管理画面からインストールすると、全部のアプリケーションがインストールされてしまい、特にヨワヨワタブレットにはちょっとキツい。
Word・ExcelPowerpointだけでいいんだけど、そういうことって出来ないの?と探して、「可能なんだ」と思わせてくれたのがこのページ。

同じようにやってみよう

そんな訳で、私も備忘録。

書かれているとおりにインストールしてみたら、出来た!んだけど・・・なんかおかしい。どうやらOffice 365 Businessはそのままで、更にOffice 365 ProPlusのアプリケーションがインストールされてしまったらしい。あらら。慌ててProPlusをアンインストール。

このファイルに最初に書かれている内容は、サンプルです。
なので、以下の内容で上書きします。あるいは、以下の内容で "configuration.xml" を作成し、もともとの "configuration.xml" と置き換えてもOKです。
注意することは、3行目にあるOfficeClientEdition=の後ろを、使っているOSに合わせて、 "32" あるいは "64" とすることです。おそらく、最初から適切な方が記述されていると思います。
 
<Configuration>

  <Add OfficeClientEdition="64">
    <Product ID="O365ProPlusRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
            <ExcludeApp ID="Access" />
<!--        <ExcludeApp ID="Excel" /> -->
            <ExcludeApp ID="InfoPath" /> 
            <ExcludeApp ID="Lync" /> 
            <ExcludeApp ID="Groove" /> 
            <ExcludeApp ID="OneNote" />
            <ExcludeApp ID="Outlook" />
<!--        <ExcludeApp ID="PowerPoint" /> -->
            <ExcludeApp ID="Project" /> 
            <ExcludeApp ID="Publisher" /> 
            <ExcludeApp ID="SharePointDesigner" /> 
<!--        <ExcludeApp ID="Word" /> -->
</Product>
  </Add>

</Configuration>
 
また、これは64bit版環境でExcelPowerPoint、Word をインストールする例です。<ExcludeApp ID="ソフト名"> と記述することで、インストール対象から除外されます。加えて、行を <!--    --> で挟むことで、その行の内容が無視されます( "Excelをインストール対象から除外" という内容を無視 = インストールする、というトンチのような書き方。残り2つも同様です)。あるいは、インストールしたくないソフトについてのみ記述しても問題ありません。
ああ、ここの 注意することは、3行目にあるOfficeClientEdition=の後ろを、使っているOSに合わせて、 "32" あるいは "64" とすることです にばかり気を取られていたけど、よくよく見たら
<Product ID="O365ProPlusRetail">
って書いてある。これってどう見てもOffice 365 ProPlusのことだわな。インストールできても、ライセンス認証が出来ないということになる。

Office 365 Businessでも選択インストールできる

やっぱりBusinessじゃ不可能か?と思ったけど、可能っぽい記述を見つけた。
そんな訳で、ヨワヨワWindows10タブレットへのインストールに用いる「configuration.xml」は、以下のように変えて再チャレンジ。

 <Configuration>

  <Add OfficeClientEdition="32">
    <Product ID="O365BusinessRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
            <ExcludeApp ID="Access" />
<!--        <ExcludeApp ID="Excel" /> -->
            <ExcludeApp ID="InfoPath" /> 
            <ExcludeApp ID="Lync" /> 
            <ExcludeApp ID="Groove" /> 
            <ExcludeApp ID="OneNote" />
            <ExcludeApp ID="Outlook" />
<!--        <ExcludeApp ID="PowerPoint" /> -->
            <ExcludeApp ID="Project" /> 
            <ExcludeApp ID="Publisher" /> 
            <ExcludeApp ID="SharePointDesigner" /> 
<!--        <ExcludeApp ID="Word" /> -->
</Product>
  </Add>

</Configuration>

おおっ、出来た!AccessだのOutlookなどがヨワヨワタブレットから消えた!
ありがとう「雨の日のメモ」さん!

ここでまとめ

  1. Office 2016 Deployment Toolをダウンロードする
  2. ダウンロードされたexeファイルをダブルクリックして展開する
  3. 「configuration.xml」を書き換える
    (今回のケースと同じものでよければ、ここに置いたので使ってください)※2018.9.24追記
    再インストールの必要があり、Office 2016 Deployment Toolをダウンロードして開いたら、configuration.xmlファイルの名称が「configuration-Office365-x64.xml/configuration-Office365-x86.xml」に変わっていました。なので、それらは触らず、新たに「configuration.xml」を作って、以下の手順でインストールしました。
  4. コマンドプロンプトを起動し、必要に応じて示されたフォルダに「setup.exe」と「configuration.xml」を移動する
  5. コマンドプロンプトで「setup.exe /configure configuration.xml」と入力しEnter。若干時間をおいてインストールが開始される。

調子づいて別のPCでもやってみた

ところが。

"configuration.xml"、および "setup.exe" ファイルが見えているディレクトリで Shift キーを押しながら右クリック、 "コマンドウィンドウをここで開く" を選択します。すると、コマンドウィンドウが現在のパスで開きます。

この「コマンドウィンドウ」が出てこない。PowerShellとやらしか。早くもつまづく。

f:id:nancyuchino:20170914202054p:plain

気にせずPowerShellとやらで同じように入力したら、ダメって言われた。


setup.exe : 用語 'setup.exe' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識
されません。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行
してください。
発生場所 行:1 文字:1
+ setup.exe /configure configuration.xml
+ ~~~~~~~~~
+ CategoryInfo : ObjectNotFound: (setup.exe:String) [], CommandNotFoundException
+ FullyQualifiedErrorId : CommandNotFoundException


Suggestion [3,General]: コマンド setup.exe は見つかりませんでしたが、現在の場所に存在します。Windows PowerShell は、既定では、現在の場所からコマンドを読み込みません。このコマンドを信頼する場合は、".\setup.exe" と入力してください。詳細については、"get-help about_Command_Precedence" と入力してヘルプを参照してください。


よく判らないけど、".\setup.exe"を入力しても実行はされず。コマンドプロンプトじゃないと出来ないらしい。

これで立ち上がったフォルダへ「configuration.xml」と「setup.exe」を移動して、「setup.exe /configure configuration.xml」と入力してドン!

f:id:nancyuchino:20170914205151p:plain

無事インストール画面が出てきました~!


2018.10.24追記
結局また、Office 365 Soloに戻しました。