経口補水液レシピ、カリウム強化アレンジ
OS-1、出荷調整中!
所ジョージさんのCMでおなじみの、経口補水液OS-1が出荷調整になったようで、店頭から消えました。
熱中症みたいになった直後なので、お世話になりたかったのですが仕方がありません。
似たようなもので、スポーツドリンクがありますよね。
これをベースに、経口補水液を作れないものか、成分を比較したのですが
100gあたり |
|||
エネルギー(kcal) |
10 |
25 |
19 |
タンパク質(g) |
0 |
0 |
0 |
脂質(g) |
0 |
0 |
0 |
炭水化物(g) |
2.5 |
6.2 |
4.7 |
食塩相当量(g) |
0.292 |
0.124 |
0.1 |
カリウム(mg) |
78 |
20 |
8 |
マグネシウム(mg) |
2.4 |
0.6 |
1.2 |
糖分は十分ありますが、ミネラルはスポーツドリンクにあまり含まれていないので、
しいて言えばアクエリアスを半分くらいに薄めて塩を足すという感じでしょうか。
それにしても、カリウムが全然足りない。
一般的な経口補水液のレシピ
作り方を見てみました。
また、手作り経口補水液の欠点は適切な濃度のカリウムを配合することが困難であることです。
カリウムの適量は80mg/100mLです。果汁を使うことで多少はカリウムを入れることはできますが、以下の表のようにカリウムが適量になるまで果汁を使うとしたら、今度は糖分が多くなりすぎて浸透圧がヒトの体液よりも高くなり、水分の吸収が悪くなってしまうのです。
表は元のページで見て頂くとして、カリウムを添加するのはまあまあ難しいようで。
自作経口補水液は、家に常備されているもので作れることに意味がある
カリウムといったら生野菜とか果物、というイメージがあったのですが、
探してみたら意外なものにたくさん含まれていました。コーヒーです。
食品成分 |
コーヒー浸出液 |
インスタントコーヒー2g |
重量(g) |
100 |
2 |
エネルギー(kcal) |
4 |
6 |
たんぱく質(g) |
0.2 |
0.3 |
脂質(g) |
ほぼ0 |
0 |
炭水化物(g) |
0.7 |
1.1 |
ナトリウム(mg) |
1 |
1 |
カリウム(mg) |
65 |
72 |
マグネシウム(mg) |
6 |
8 |
何ならマグネシウムも入ってる。
家にはドルチェグストのコーヒーもあるし、インスタントコーヒーもあります。これならすぐ用意できる!
という訳で、オリジナル経口補水液レシピ
水 1L→水1L+インスタントコーヒー20g
砂糖 大さじ4.5(40g)
塩 小さじ1/2(3g)
こんなに今要らないので、
水200mL+インスタントコーヒー4g
砂糖 8g
塩 ふたつまみ
で試しに作ってみたら、まあまあ飲めました。苦いからか、塩気もそんなに気にならない?
カフェインの利尿作用が心配?
コーヒーにはカフェインという利尿作用のある物質が含まれているので、脱水時には不向きじゃないかと思ったりしました。
なので実際、先日兼六園に行った時も、コーヒーは避けてました。いつもは、1日5~6杯飲むのに。
“カフェインの脱水作用”。その真偽について。水分補給の専門家であるAnn Grandjean先生 へのインタビュー: The Coca-Cola Company
でも、どうやら別に気にしなくていいみたいです。
どちらかというと、コーヒーを避けたことで、カリウム摂取が低くなったのも、むくんだ原因かもしれない・・・
私は栄養士さんではないので、これで本当に経口補水効果が期待できるのか判りませんが、今度ツラくなったら試してみようっと。